地震やゲリラ豪雨などでのライフラインが使えなくなったときに備え、ペットボトル入り水や保存食、燃料に簡単な照明器具とラジオ類それに電池と少しずつ買い揃え備蓄しています。
しかし保存期限対策のために、少しずつリハーサルを兼ねた試食を行うと、災害用品や登山用品として売られているアルファ米などの簡単調理ものは、かなり味気なく満腹感も腹持ちもいまひとつです。また値段も高く試食で消費した分を追加購入する気力がわかなくなります。
そこでいつもの食材を少ない水と燃料で出来ないか検討しました。飯ごうと無洗米の組合せだと、熱源が薪などではおいしく出来ますが、キャンプ用ガスコンロは高価な燃料を大量消費しホワイトガソリンのストーブなど火力調整が難しく、もし飯ごうを焦がすと洗う水の確保が困難と思われます。
色々検討している結果たどりついたのがほとんどの食材を最大2.4気圧の高圧をかけ、およそ1分で調理する圧力鍋「活力なべ」という製品です。レトルト食品ですら加熱に3分かかりますが、普通のスーパーにもある無洗米などの食材をそれより少ない加熱時間で簡単に調理できます。
通常の無洗米でも1分加熱するだけで後は火を使わず余熱調理で炊き上げるので使う燃料が大幅に節約でき、目を離せない火を使う時間が短くあとの余熱時間は目を離しても安全です。地震など火を扱うリスクの高い場合に有利で豪雨等でライフラインが停止した場合でも室内で少量のカセットコンロなどでも長期間使えます。
しかも通常の圧力鍋ですので普段の料理でも幅広く使える便利な鍋です。普段の食材を使えるので保存期間の長いものを少し多めにストックし計画的にローテーションするだけで、防災用品の費用増加を抑えることが出来ます。
無洗米だけでなく、ほとんどの材料を煮込時間1分加熱で出来ます。20分とろ火で加熱すると魚の骨も柔らかくなります。普段使いすれば料理のバリエーションも増えお財布にやさしく環境問題のCO2もちょっとは削減できるEcoな鍋です。