鰻などに使う乾燥した山椒の粉（乾燥した実の皮部分）ですが、あれでも十分香りますが、取れたての山椒は、新芽でも部屋中に香るぐらい新鮮で刺激のある良い香りがします。古来からあるスパイスで、漢方の材料としても、四川料理など香辛料としても、日本料理の香辛料としても利用され、便利で万能な山椒は、プランターでも栽培でき、ベランダでも庭の片隅でも、家庭菜園で簡単に作ることが出来ます。多少日当たりが悪くてもすくすく育ちます。家庭菜園なので取れたてをすぐに利用できます。スーパーなどのものより格段に香り立つものを、すぐ食卓に上げることができます。地産地消、フードマイレージ低減などの環境問題にも貢献します。

サンショウは、ブラックペッパー類や唐辛子などが渡来する以前からあった古来からの香辛料で、古くからの日本の料理を支えたスパイスです。果皮は漢方で薬としても利用され、四川料理の主要スパイスとしても歴史があるものです。うなぎ料理以外にも色々な料理に使えます。取れたては、市販の粉末山椒（実の皮を乾燥した粉末）より香りが高く、ベランダや庭に１本植えていれば、いつでも気軽に利用でき、新芽（木の芽や若葉）でも部屋中広がるぐらいのフレッシュでスパイシーな香りが食欲を刺激します。

	花が散り、実ができる様子	山椒の若葉　料理の香り付けに

初めて栽培する場合の方法は、園芸店、花屋さん、ホームセンターなどで４月頃販売される、小苗で、300円ぐらい、収穫を早く望むなら大苗で２０００円ぐらいです。

３月頃から新芽を食べられるようになり、６月前後に実の収穫が可能になります。６月以後新芽が出ない場合は、硬い葉でも、香味的には利用できます。

●山椒の実のつくだ煮の作り方（かなりスパイシーなつくだ煮）
アク抜き（約20分）	煮詰める（約１０〜20分程度）	一晩寝かして佃煮の出来上がり
【材料】 ・山椒の実 100g ・しょうゆ 約100cc（塩分控える場合は半分に） ・みりん　 約25cc ・酒　　　　約25cc ・化学調味料　少々 【作り方】 １．山椒の実を熱湯で3分ほどゆでます。 ２．ゆでた山椒の実を取り出し水気をきります。できればキッチンペーパでかたく絞ります。 ３．鍋に山椒の実をいれて醤油を１／４程度いれ、弱火でゆっくりまぜながら焦げないように20分炊きます。（アク抜き） ４．アク抜きした煮汁をすてます。 ５．アク抜を終えた山椒の実に醤油を約１／４強と酒を入れ、弱火で焦げないようにゆっくり混ぜながら煮ます。途中みりんとのこりの醤油を様子をみながら数回に分けて入れます。水気が多少残る状態か１０〜２０分経過後なら多少煮汁がひたひた状態でも終わりです。容器にうつしラップ等をしてそのまま一晩寝かすともっとふっくらとなります。

醗酵粒状の鶏糞、醗酵していない乾燥タイプの鶏ふんは、匂いがきついので（特に雨上がり）家庭菜園では使用しないほうが良いでしょう。	醗酵しているので匂いも少ない、カビが生えるが問題なく	手のひらサイズの面積あたり、スプーン大さじ１杯程度まく

保管はぬらさないように、風通しが多少よいところに、虫が付く場合があるので、

芋虫系は、下から見ると隠れているので、ピンセットなどでつまんで、処分します。そこらへんに投げると、数メートルなら戻ってきますので止めをさします。昼活動型（主に緑系））と夜近所に潜んでいて２２時頃活動（茶色系）するタイプもいます。	アブラムシなどは、翌日でも食べられる、でんぷん系の殺虫剤（おかゆをどろどろにしたものでも可）、３日後なら食べられる、や天然成分の木酢液、竹酢液や界面活性剤系や合成ピレスロイドなど家庭菜園用の無農薬、低農薬があります。無農薬を行うと芋虫に蟷螂、カエル、鳥が、アブラムシにてんとう虫が手伝ってくれる場合があります。

アゲハチョウなどの派手な大柄の幼虫が発生する場合があります。すぐ芋虫を撤去しないと、葉を丸裸にされますので注意が必要です。またアブラムシなどは、でんぷん系殺虫剤（洗濯のりタイプ）で除去可能です。

アブラムシなどは、黄色い容器に水などを張ると間違って入ってくる場合があります。
工夫により減農薬から無農薬まで可能です。