ゴーヤー（苦瓜・つるレイシ）は、４月〜１０月の熱い日差しがあれば簡単に育つ（雑草より簡単かも）プランタなどでも立派に育つ生命力豊かなつる性の一年生植物です。畳半畳程度の地面があれば、十分すぎるほどの苦瓜の収穫と、びっしり生える緑の葉っぱで強力な日よけにもなり、夏場の強い日差しでも、かなり涼しく過ごせるようになります。野菜の調達と冷房効率の向上で地球環境問題　ＣＯ２削減（吸収）など低炭素社会にも貢献でき一石二鳥の野菜です。地産地消、フードマイレージ低減などの環境問題にも、ひそかに貢献します。

３月か４月に植え付けを行うと、驚異の速度で伸びていくので、１００円ショップで売られている細い麻紐で窓一面に這うように誘導することにより、約１ヶ月程度で一間程度の窓を覆い切るようになり、『すだれ』・『よしず』より強力に日光を遮りながら風も通す緑のカーテンができます。６月ごろには黄色い花が咲き、実も収穫できるようになります。生育環境にもよりますが、８月頃になると食べるペースが追いつかなくなるほど収穫できるようになります。

タネからはじめる方法と、苗からはじめる方法があります。	苗が伸びる様子

市販の苗や種には、多くの品種があります。サイズや色、苦さの度合いなどいろいろあります。

５〜６月頃から実が収穫できるようになり、６月〜１０月の間収穫できます。（写真は８月）１０月頃まで盛んに成長します。余計な場所（他人の敷地やとどかなくなるようなところ）は、成長点（先の柔らかいところ）を指と爪で押しつぶすように切ると、成長が止まり、わきの方に、芽が生え成長エネルギーが分散します。つるが丈夫なので実もなかなかしっかりついていますので収穫する場合は、園芸用のはさみなどを使って収穫します。

醗酵粒状の鶏糞、醗酵していない乾燥タイプの鶏ふんは、匂いがきついので（特に雨上がり）家庭菜園では使用しないほうが良いでしょう。	醗酵しているので匂いも少ない、カビが生えるが問題なく	手のひらサイズの面積あたり、スプーン大さじ１杯程度まく

保管はぬらさないように、風通しが多少よいところに、虫が付く場合があるので、

苦味を抑えた品種改良した苦瓜は、虫に弱い場合があります。芋虫系は、下から見ると隠れているので、ピンセットなどでつまんで、処分します。そこらへんに投げると、数メートルなら戻ってきますので止めをさします。昼活動型（主に緑系））と夜近所に潜んでいて２２時頃活動（茶色系）するタイプもいます。	成長初期にアブラムシなどにたかられる場合があります。アブラムシなどは、翌日でも食べられる、でんぷん系の殺虫剤（おかゆをどろどろにしたものでも可）、３日後なら食べられる、や天然成分の木酢液、竹酢液や界面活性剤系や合成ピレスロイドなど家庭菜園用の無農薬、低農薬があります。無農薬を行うと芋虫に蟷螂、カエル、鳥が、アブラムシにてんとう虫が手伝ってくれる場合があります。

また虫の種類によっては、黄色い容器に水などを張ると間違って入ってくる場合があります。通常苦瓜は病害虫に強いので、ほとんどの場合無農薬が可能です。品種により病害虫にやられる場合がありますが、それでも工夫により減農薬から無農薬まで可能です。